マルミツポテリは食事を楽しくすることばかりを考えています。「食べる」ことが好きな人は多くいますが、私たちは食事という時間を「食べる」だけではなく、もっと有意義なものにしたいと考えています。どんな料理を作るのか、どこへ買い物に行くのか、どんな調理をするのか、そしてどんな食器を使うのか。食事の様々な時間を通して、多くの人に豊かな気持ちになってほしいと考えています。
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マルミツポテリの原点
1985年頃の話。岐阜県多治見市滝呂町の窯元へ仕事の話のために行ったヨーロッパ向けの輸出用食器を大量に生産しているメーカーでのこと。社長が「フランス人はこれでカフェオーレを飲むんやと。」と言ってカフェオレボールを見せてくれました。私はただただ単純に「カッコいい」と思いました。その当時、カフェオーレなどと言う飲み物の文化は日本に浸透していなかったのですが、その見せられたボールでコーヒー牛乳みたいなそのカフェオーレを実際に飲んでみたくなってしまいました。その食器を使うフランス人の生活を想像させられ、その生活に憧れをもったのだと思います。
「食器が飲み物を決める。」「食器が食べ物を決める。」そんな食器の存在に驚き、またそのような気持ちになる事に気付いたのもその時でした。まさにそれこそが、マルミツポテリの原点です。 -
マルミツポテリの役割
「食事は楽しい」を伝える。マルミツポテリの食器を使うことによって、もっと楽しく、もっと豊かになる。多くの人々の食事をより楽しく、より豊かにしたい。カフェオレボールから受けたような、人の気持ちを動かす食器を作りたい。そして、毎日訪れる食事の時間をちょっとだけでも楽しくなるようにしたい。食べる人のことを思って、料理を考えること。お気に入りの道具で調理すること。料理にあわせて盛り付ける器を考えること。おいしい料理を食べること。使った器を丁寧に洗うこと。様々な楽しい瞬間が食事の周りにはたくさんあります。その楽しい時間を食器を通して提案していきます。