日本が世界に誇るプロダクトデザイナー、柳宗理(やなぎそうり)。シンプルでありながら洗練されたフォルム、長く使い続けられる耐久性や使いやすさを追求したキッチンウェアには、道具として使うことの本質を追求した、普遍的で美しい形、「用の美」という柳宗理のもの作りへの理念がしっかりと生かされています。
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柳宗理 Sori Yanagi
柳 宗理は日本のプロダクトデザインの第一人者であり、日本を代表する工業デザイナーです。
MoMA(ニューヨーク近代美術館)の永久所蔵に認定されているバタフライスツールなどの家具類をはじめ、キッチンウェア、東京オリンピック聖火トーチホルダー、札幌オリンピック聖火台、関越自動車道関越トンネル坑口、歩道橋など広範囲なデザインを手掛け、その作品は日本だけでなく世界中の人々に愛用されています。2002年にはその功績が評価され、文化功労者に顕彰されました。 -
柳宗理デザインシリーズ
柳宗理デザインシリーズは、1974年に販売を開始した#1250ステンレスカトラリーから始まりました。その後、ステンレスケトル、ステンレス片手鍋などのステンレス製品を中心に、様々なアイテムの企画製造が行われてきました。
カトラリーやキッチンウェアが揃っていく中で、耐熱ガラスボールや南部鉄器シリーズも加わり、柳宗理氏デザインの「ヘリテイジシリーズ(ボーンチャイナ製品)」「白黒食器シリーズ(セラミック製品)」などの取り扱いも始め、現在ではキッチン・テーブルウェアのトータルブランド『柳宗理デザインシリーズ』として展開されています。