衝撃を受けた監督・・キム・ギドク

いつも、きれいな感じの映画の事を書いているので、今回は衝撃を受けたキム・ギドクについて.
最初に彼の作品をみたのは、手伝いをしている映画祭の試写。
4年前に上映をした、「悪い男」でした。
当時、日本ではまだ彼の作品は認知されてなかったのですが、海外ではすごい評価されていました。
日本で最初に公開されたのは、「魚と寝る女」。
劇場で観たのですが、あまりにも・・・・
(上映中に失神した人も出たほど)
通常、年に1作品程度の制作が多い中、彼は年間に数作品製作。
しかも、ほとんど作品が海外の映画祭で賞を獲得。
(「悪い男」も福岡アジア映画祭のグランプリ)
2年前くらいから彼の作品も、日本で上映されてきて、
「サマリア」「うつせみ」なども上映されてきました。
しかし、実は彼の映画は母国での興行成績が悪い。
低予算で、スターも出演しない。
作品も、どん底で生活している人、心に闇を持っている人など、万人向けの作品では正直ない。
そんな中、今年制作した、「時間(TIME)」は海外では上映されるが、母国では配給会社が決まらなかったりして、とうとう今後は母国での制作はしないと発表した。
今後の活動は不明ですが、これからも作品を作って欲しいと願う、今日この頃でした。
(注意:彼の作品は、痛い映画が多いので気を付けて・・・)